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介護企業の社長の一日をブログでご紹介


by sakuracare

社会保障審議会介護給付分科会

本日、「第74回社会保障審議会介護給付費分科会」の傍聴に行ってきました。

・介護人材の確保と処遇の改善策について
・定期巡回・随時対応サービス及び複合型サービスについて

が議題のフリートークです。
処遇改善給付金の継続も賛否両論ですね・・・

先般、厚生労働省に要望書を提出しました。
      ↓
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要望
定期巡回・随時対応型訪問介護看護の創設にあたり、24時間対応型に対する日中対応型の定期巡回・随時対応型訪問介護看護制度を検討していただくことを要望いたします。

背景
高齢者の増加、独居老人の増加など、現状のシステムでは高齢者を支えきれない。

状況
在宅生活の限界点を引き上げることを目的とし、利用者に「必要なタイミング」で「必要な量と内容」の介護看護を提供するために定期巡回・随時対応型訪問介護看護を創設。

問題点
24時間対応サービスを考えると定額包括報酬額も一定の高さを算定せざるを得ず、深夜帯に活用するかどうかわからない状況の中で、利用者は相当な負担を強いられる。また、当該事業所開設時に常勤雇用を20人以上必要など、大手事業者しか参入できない状況があり、地域貢献を目的とした中小零細企業が将来的には淘汰されていく可能性がある。

対策
在宅生活の限界点を引き上げることを目的とし、24時間活用する利用者がいる一方、日中のみ当該サービスを活用し、必要に応じ夜間対応型訪問介護などを併用する選択肢もつくるべきである(アセスメントをしかりやれば深夜利用者の軽減がはかれるとのモデル事業調査結果あり)。日中のみの当該サービス報酬額も比較的安価に抑えることができ利用者メリットに繋がるとともに、地域貢献を目的とする中小零細企業の参入障壁も低く「制度あって実態なし」という状況を避ける事が出来き、サービス供給体制の促進が早急にはかれると考える。

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先程、
厚生労働省老健局振興課の川又課長に

「先般要望した件、宜しくお願いします」

と言ったら

「改めて意見交換をしましょう」

とのことでした。

分科会会長の大森東京大学名誉教授に

「要望の件、どう思いますか?」

とたずねたら

大森教授「現状の制度で対応できないのでしょうか」

荒井
「身体介護1でも概ね20分以上などの縛りがあるので
短時間巡回は出来ません」

大森教授
「24時間対応という考え方を変えることはできないが、
柔軟な制度にすれば良いんでしょう?」
「いずれにしても、頭にインプットされているので
東内介護サービス調整官などと検討してみる」

荒井「当要望に関し、別途時間をください」

と依頼しました。

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by sakuracare | 2011-05-13 15:31 | 介護事業